八甲田・十和田ゴールドライン:春へ除雪進む 八甲田、岩木山
雪深い八甲田、岩木山にも春の予感--。今冬積雪記録を更新した青森市の酸ケ湯と十和田市谷地を結ぶ国道103号「八甲田・十和田ゴールドライン」(約8キロ)の除雪作業が、4月1日の全面開通に向け、急ピッチで進んでいる。岩木山の8合目に至る有料道路「津軽岩木スカイライン」(約9・8キロ)でも12日、除雪作業がいよいよ始まった。アディダス スニーカー
酸ケ湯は2月26日に国内の現行観測地点で過去最高の積雪566センチを記録。例年をしのぐ豪雪を受け、ゴールドラインの除雪は例年より3日早い同日着手された。
県から委託された八甲田除雪隊10人がロータリー式の除雪車やブルドーザーなど重機5台を使い、厚い雪壁を削りながら幅約6メートルの「雪の回廊」を造っている。雪は例年より1~2メートル深く、場所によっては約7メートルに達するといい、作業は「今までにないほど大変」と除雪隊長の工藤由昭さん(64)。全区間の約3分の1の除雪を終え「こんなに積もると逆に燃える。開通するといよいよ八甲田も春を迎える。遅れないよう頑張りたい」と力を込めた。28日に貫通式の予定だ。
一方、スカイラインではこの日、標高530メートルの料金所から除雪に着手。路面にがちがちに固まった深さ約4メートルの積雪をロータリー車のシューターで20~30メートル道ばたへ飛ばし、10秒で1メートルのゆっくりした速さで雪を片づけて進んだ。adidas スニーカー
梅原寛支配人(50)は「今冬の雪は料金所地点で例年より1・5メートルほど多い。8合目(標高1247メートル)付近だと2~2・5メートル多い約8メートルの積雪だ。円安で燃料の軽油が高くなっており、頭が痛い」と話した。開通は4月27日の予定。
◇八戸で10・1度
青森地方気象台によると、東北地方上空に高気圧が入り込んだことから、この日県内全域で気温が上がった。日中の最高気温は、八戸10・1度▽三戸9・2度▽三沢8・4度▽青森7・2度▽弘前6・8度と、平年より1~2度高かった。今後、日本海側から低気圧が通過して冷え込み、15日朝から県内全域で平年より2度低くなるという。【宮城裕也、松山彦蔵】adidas
3月13日朝刊