あおもり・大震災2年:自主防災組織と意見交換 八戸消防署、連携強化へ 

2013年03月13日 19:38

 東日本大震災から2年を迎えたのを機に、消防と住民の自主防災組織の連携をさらに深めようと、八戸消防本部(八戸市田向)で12日、意見交換会が開かれた。八戸消防署管内にある30の自主防災組織のうち18の代表者らが出席。防災訓練での教訓や地域ごとの課題を報告した。アディダス adidas

 館地区連合町内会自主防災会は、地元の小中学校と一体となった防災訓練を開催したと報告。「会社勤めしている人たちは日中は地域にいない。救護活動などで、中学生が十分戦力になることが分かった」と述べた。
 JR八戸駅がある上長地区の自主防災会は、大震災で新幹線の乗客らが避難所の公民館に詰め掛けたと説明。「海からは遠い地域だが、災害時には何が起こるか分からない。地域ごとに課題も違う」と訴えた。
 八戸消防署の岩間祥郎署長は「消防の隊員や車両には限りがあり、大災害が発生してもすべてに駆けつけることはできなくなる。自分たちの地域は自分たちで守るという意識を持ってほしい」と呼びかけた。adidas スニーカー 【神崎修一】
3月13日朝刊